歯科通信
Dental Newsホームホワイトニングとは
手順や注意点など
患者様ご自身でホワイトニングを行う方法なので、医院の診療時間に左右されることなく、好きなタイミング・場所で施術できます。オフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使うため知覚過敏が起こりにくく、また色の後戻りがしにくい方法です。
ホームホワイトニングの特徴
- 2週間継続すると効果が出る
- 理想の白さに到達するには1ヶ月程度かかる(個人差有)
- 1日1~2時間程度の使用
当院はTiONを取り扱っております
新井歯科医院では、TiON(ティオン)ホームプラチナによるホームホワイトニングをご提供しております。水となじみやすいジェルなので、歯面に有効成分が移動しやすく、効率よくホワイトニング効果を発揮します。
TiONホームプラチナの特徴
- 薬剤が親水性なので、歯に浸透する
- 同じ濃度の製品より効果が出やすい
- 溶けにくく、垂れにくいため、色ムラになりにくい
- 1セット(4本)で2週間分の目安
ホームホワイトニングの手順
ホームホワイトニングを始める前に…
ホームホワイトニングをするために、まずは虫歯や歯周病、知覚過敏を治療してしまいます。治療しないまま始めてしまうと、しみたり痛んだりする原因になります。
また、当院ではクリーニングをした後に、患者様の歯型に合わせたマウストレーを製作します。口腔内スキャナーで歯型採りを行うので、嘔吐反射が心配な方も安心して受けられます。
患者様が行うステップ
患者様がご自宅で行う4ステップをご紹介します。その日のホームホワイトニングが終わったら、マウストレーはトレーケースに入れて保管し、ホワイトニングジェルは冷蔵庫で保管してください。
- 01 歯磨き
- 02 トレーへジェル注入
- 03 トレーの装着(2時間以内)
- 04 口腔内とトレーの清掃
オフィスホワイトニングとの比較
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングには、それぞれ特徴があります。ご自身がホワイトニングに何を求めているかによって、受けるホワイトニングを選ぶことが大切です。
- 白さの継続時間
ホームホワイトニングは1~2年ほど長持ちしますが、オフィスホワイトニングは3~6ヶ月程度しか効果が持続しません。 - 施術中のしみ・痛み
オフィスホワイトニングと比較して、ホームホワイトニングは薬剤の濃度が低いため、施術中にしみたり痛んだりすることが少ないです。 - 施術後の食事制限
ホワイトニングは、色の濃い飲食物を控えていただく必要があります。ホームホワイトニングは施術直後2時間は控えてもらいますが、それ以降は特に制限がありません。 - ホワイトニング効果の即効性
オフィスホワイトニングは初回から歯の白さを実感できますが、ホームホワイトニングには即効性は期待できません。 - 白さの到達点
どちらも最終的な歯の白さに違いはありません。なお、天然歯に働きかける処置なので、人工歯のような白さを出すことはできません。
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングができない人
ホームホワイトニングで使用される薬剤は、医師や衛生士ではなく患者様ご自身が取り扱うものなので、安全性に配慮されています。そのため、医師の指示通りに使用すれば安全に施術を行えます。しかし、下記の患者様には施術をお断りしております。
- 無カタラーゼ症の方
- 妊娠中・授乳中の方
- 未成年
ホワイトニングで白くならない歯
ホワイトニングは、歯の内部に働きかけることで漂白する施術です。そのため、ホワイトニングの効果が出ない、出にくい歯があります。
- 詰め物や被せ物などの人工歯
- 銀歯などの金属によって起きた変色
- テトラサイクリン歯
- 神経を抜いた歯
当院ドクターのイチオシ!
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法を「デュアルホワイトニング」と言います。2種類のホワイトニングを行うため知覚過敏は起こりやすいですが、両方のメリットを兼ね備えています。
- オフィス施術後にホームを実施する(同日可)
- オフィスは歯の表面、ホームは歯の内面により効果を発揮する
- オフィスで色ムラが生じた場合、ホームで馴染ませることができる
- ホワイトニングの効果に即効性があり、長持ちする